メディカルパパ〜医療・看護学生や新人向け〜

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急性心筋梗塞の所見・Lown分類(心室性期外収縮の重症度)

 

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急性心筋梗塞の状態

日本人の死亡原因

第2位を占める心臓病です。

 

多くは冠状動脈の動脈硬化による閉塞が最多です。

 

冠状動脈による狭窄により心筋壊死がみられます。

 

心臓の筋肉自身にも、酸素や栄養を必要としています。

その血液を供給しているのが、心臓を取り囲むように広がっている「冠状動脈」と呼ばれる血管です。

 

所見(心電図)

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正常値

P波の幅:0.1秒以下

PQ間隔:0.2秒未満

QRS幅:0.1秒未満

P波の高さ:0.25mV

T波の高さ:0.5~1.0mV

QT時間:0.45秒未満

 

異常所見

  • 初期にST上昇を認める
  • 2~6時間後に異常Q波を認める
  • 1カ月後より陰性T波を認める

 

その他に、尖鋭T波を認める

 

所見(血液データ)

       ※約1日目にピーク

  • AST(GOT)の上昇

       ※約1~2日目にピーク

       ※約3日目にピーク

  • C反応性たんぱく(CRP)の上昇  

       ※約2週目にピーク

 

機械的合併症(大別)

  • 左室自由壁破裂
  • 心室中隔穿刺
  • 乳頭筋断裂

 

Lown分類

Grade0:心室性期外収縮なし

Grade1:散発性(30個/時間内)

Grade2:散発性(30個/時間以上)

Grade3:多形性(多源性期外収縮

Grade4a:2連発

Grade4b:3連発

Grade5:R on T現象

 

※救急治療を要するのは、Grage3以上となります。

覚えておきましょう。

 

初期治療

急性心筋梗塞の症状は、

  • 30分以上の激しい胸痛
  • 前胸部に強い痛み・締めつけ感・圧迫感
  • 痛みによる恐怖感や不安感
  • 冷や汗
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 呼吸困難

 

初期治療には4つ。

 

覚え方は、M・O・N・A

M:塩酸モルヒネ

O:酸素投与

N:硝酸薬

A:アスピリン咀嚼投与

 

急性期リハビリテーション負荷試験の判定基準

1.胸痛、呼吸困難感、動悸の自覚症状が出現しないこと

2.心拍数120/分移乗にならないこと、または、40/分以上増加しないこと

3.危険な不整脈が出現しないこと

4.心電図上1mm以上の虚血性ST低下、または著名なST上昇がないこと

5.室内便器使用時までは20mmHg以上の収縮期血圧上昇・低下がないこと

 

※薬物追加などの対策を実施した後、

翌日、再度同じ負荷試験を実施する事。

 

回復期リハビリテーション

  • 散歩は、時間と速度を決めて実施。
  • 等張性運動が原則

   (等尺性収縮は血管上昇に繋がるため禁忌)