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閉塞性動脈硬化症とは?症状・Fontaine分類

 

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特徴

男女差:男性に多い

好発年齢:50歳以上

既往歴:

※既往歴とは、患者様自身の過去の病歴および健康状態に関する記録のこと。

 

※糖尿病については下記を参考にどうぞ。

 

高脂血症とは、血中の脂肪が過剰になること。別名:脂質異常症

コレステロール症や高LDLコレステロール血症、高トリグリセリド血症などが含まれます。

LDLとは、低比重リポ蛋白質といい、リポ蛋白質動脈硬化を促進する働きがあります。

トリグリセリドとは、中性脂肪のこと。

 

血管造影

動脈に途絶虫食い像を認めます。

 

※画像はインターネットにて検索してください。

 

発症部位

閉塞性動脈硬化症の流れは、肥満傾向になると糖尿病や高血圧症を発症し、動脈硬化を合併し、さらなる高血圧を招き、また動脈硬化が促進されるという悪循環が生まれます。

動脈硬化が進むと血管の道は閉塞され、血流の流れが滞り、虚血状態に陥ります。

 

虚血状態が起こりやすい部位は、

  • 頭頸部閉塞による一過性脳虚血発作(TIA
  • 心臓動脈閉塞による狭心症
  • 腸間膜動脈閉塞による腹部アンギーナ
  • 下肢動脈閉塞による間欠性跛行

 

※腹部アンギーナは、便秘や下痢症状を認めます。

便秘症状が続くと血便が起こり、大量出血を認めることもあります。

 

※間欠性跛行とは、

立位や歩行で次第に下肢の痛み、痺れ、突っ張り感が出現します。

また、前かがみや坐位になっても症状が改善しない場合は閉塞性動脈硬化症を疑います。

前かがみや坐位なって改善する場合は脊柱管狭窄症を疑います。

 

※下肢動脈は、大腿動脈、膝窩動脈、腸骨動脈、腹部大動脈の順に多く認めます。

また、虚血状態の確認のために、

足関節上腕血圧比(Ankle-Brachial Index以下ABI)を使用します。

正常値は0.91~1.29。

 

Fontaine(フォンテイン)分類

Ⅰ度:痺れ、無症状、冷感

Ⅱ度:少し歩くと足が痛む

(間欠性跛行の出現)

Ⅲ度:安静時痛

:潰瘍、壊死

 

VascuバスクQOLの質問票

VascuQOLとは、Vascular Quality of Life Questionnaireの略。

 

内容は、閉塞性動脈硬化症の患者様の日常生活アンケート。