メディカルパパ〜日本健康愛〜

医療・看護学生や新人向けに解剖・生理学から疾患別まで幅広く情報を提供していきます。日本全国に健康愛を。

スポンサーリンク

【中枢性脱髄性疾患】多発性硬化症(MS)とは。‐再発と寛解を繰り返す進行性‐

 

f:id:evolution8383:20190319183248p:image

 

多発性硬化症という中枢性脱髄性疾患をご存知でしょうか?

 

多発性硬化症再発と寛解を繰り返す進行性の病気として指定難病とされています。

f:id:evolution8383:20190202171020j:image

画像所見

MRI

T2画像もしくはFLAIRで高信号多発

脳、脊髄の白質長円形が多数出現

 

男女差と好発年齢

 

男:女=1:1.3

 

女性の方がちょっと多いです。

 

20〜40歳代に好発

 

前駆症状

  • 発熱
  • 感冒性症状
  • 頭痛

 

感冒性症状は上気道感染が主です。

 

上気道については、下記の記事に書いています。

初期症状

 

※神経炎では、視力の低下眼球運動時の眼痛があります。

 

その他の症状

  • 視力障害
  • 嚥下障害
  • 運動失調
  • 感覚障害
  • 抑うつ

 

※運動失調は、片麻痺もしくは対麻痺になる可能性があります。

 

感覚障害では、手袋・靴下型の痺れを感じます。

 

国家試験に出やすい特徴を押さえよう

  • ウートフ徴候
  • 深部腱反射亢進(病的反射も含む)
  • レルミット徴候
  • 有痛性痙攣(テタニー様痙攣)

 

ウートフ徴候

  • 温熱療法禁忌

       37度で神経ブロックを招きます。

 

  • 寒冷療法

       体温が下がると症状が回復してきます。

       水中運動を25度前後で行うと良いとされて

       います。

 

レルミット徴候

頭部前屈に伴って生じる背部下方への電撃痛のことを言います。

 

 

有痛性痙攣(テタニー様痙攣)

四肢への放散痛のことを言います。

 

多発性硬化症の治療

急性増悪期には、

ステロイドパルス療法

を行います。

 

ステロイドパルス療法を行なっている際は、

自動運動は控えて、

体位交換(廃用予防のため)や良肢位保持、

他動的関節可動域訓練を行いましょう。

 

また、肺理学療法として、排痰や気管拡張の訓練も取り入れましょう。

 

※患者様は自動運動を行うことがストレスとなりますので控えましょう!

 

視力障害に関しては環境整備(照明)に気をつけましょう。

 

運動失調に関しては、重錘負荷にて対応することもあるそうです。