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【解剖・生理学】肝臓・膵臓の構造と働きをまるっと理解しよう!

 

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肝臓

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肝臓の構造

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肝臓の上面は、第5肋骨に位置しています。

 

肝臓の前上面には、肝鎌状間膜があり、これを境に右葉と左葉に分かれます。

 

また、左葉に比べ右葉の方が大きいのが特徴です!

 

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肝臓の後下面には、H字型の溝があります。

 

画像から見てHの左縦棒に胆嚢(たんのう)下大静脈が存在。

 

Hの右縦棒に肝円索静脈管索が存在。

 

Hの横棒に肝門が存在。

 

肝門には固有肝動脈(栄養血管)、門脈、リンパ管、肝管、自律神経があり、肝臓の出入り口となっています。

 

肝臓の物質代謝

代謝(貯蔵と分解)
  1. 血中グルコースが過剰にある場合は、グリコーゲンとなり、肝臓や筋肉(白筋)に貯蔵されます。肝臓には、約1日分の糖を貯めれるそうです。
  2. 血中グルコース武装している場合は、ぐあを分解して血中へグルコースを放出しています。

 

蛋白質代謝

蛋白質代謝としては、アルブミンやα-グロブリン、β-グロブリンフィブリノゲン、プロトロンビンなどの生成を行なっています。

 

また、不要なアミノ酸は無毒な尿素へ変換され、腎臓へ送られ尿として体外へ出ていきます。

 

脂肪代謝

脂肪代謝は、脂質を中性脂肪(トリグリセリド)にして貯蔵します。

 

造血と壊血

造血:胎生期に作られます。

壊血:生後から機能し、白血球や赤血球が古くなると肝臓で壊していきます。

 

※白血球の寿命は約14日、赤血球の寿命は約120日とされています。

 

胆汁生成

肝臓で胆汁が生成されると、その胆汁は胆嚢で貯蔵されます。

胆嚢で貯蔵された胆汁は、セクレチンにより胆嚢が収縮し、十二指腸に流れていきます。

 

ここの流れは以前『消化管の1つ、胃腸の機能と働きを細かく覗いてみよう』でお話ししましたので、下記を参考にお願いします。

 

胆汁は、黄褐色でアルカリ性(pH7.7)。

1日に500〜600ml生成されます。

腸内で脂肪を乳化し、回腸で吸収しやすくします。

 

※胆嚢の容量は、約40〜50mlです。

 

解毒作用

胃に入ってきたアルコールは、胃静脈より肝臓に流れアルコール代謝を行います。

 

貯蔵作用

肝臓には、抗貧血因子としてビタミンB12やビタミンK、鉄などを蓄えます。

 

膵臓

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膵臓の構造

膵臓は、第1腰椎から第2腰椎の前に存在しています。

 

膵臓は、膵頭・膵体・膵尾の3つに分けることができます。

  • 膵頭:十二指腸の下行部と接します
  • 膵体:脊柱前面を横走しています
  • 膵尾:脾臓の脾門に接します

 

膵臓の前には、胃が存在します。

 

外分泌腺

大・小十二指腸乳頭に開口します。

 

分泌されるのはトリプミン・膵アミラーゼ・膵リパーゼ・ヌクレアーゼがあります。

  • トリプミンは、別名:キモトリプシンと言って蛋白質ポリペプチドへ分解していきます。
  • 膵アミラーゼは、デンプン(デキストリン)「麦芽糖へ分解していきます。
  • 膵リパーゼは、脂肪を脂肪酸グリセリンへ分解していきます。
  • ヌクレアーゼは、核酸分解の総称で、ウイルス感染や増殖を防ぐ働きがあります。

 

内分泌腺(ランゲルハンス島)

内分泌はセクレチンやコレシストキニンによって膵液の分泌を促進していきます。

 

分泌されるのはグルカゴン・インスリン・ソマトスタチンがあります。

  • グルカゴンは、ランゲルハンス島のA細胞から分泌され、血中の糖が不足している時に働き、肝臓のグリコーゲンを分解し血糖値の上昇を行います。
  • インスリンは、ランゲルハンス島のB細胞から分泌され、グルカゴンとは異なり、血中の糖が過剰にある場合に、血中の糖をグリコーゲンへ合成し、血糖値を下降させています。
  • ソマトスタチンは、ランゲルハンス島のD細胞から分泌され、グルカゴンとインスリンの分泌を抑制させる働きをしています。

 

糖尿病

糖尿病については、下記の記事にまとめていますので、こちらをどうぞ!