メディカルパパ〜医療・看護学生や新人向け〜

医療・看護学生や新人向けに解剖・生理学から疾患別まで幅広く情報を提供していきます。また、健康に関する情報も発信しています。

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【解剖・生理学】脊柱(頚椎、胸椎、腰椎、仙尾骨)の構造(生理的湾曲、ルシュカ関節など)

 

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脊柱のPointを押さえよう!

椎間円板

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椎間円板とは、椎骨と椎骨の間に存在する線維性軟骨のことを示します。

 

椎間円板の構造は、繊維輪と髄核からなります。

 

この椎間円板が潰れて変形を起こすと、場合によっては

椎間板ヘルニアという疾患に繋がります。

 

第1次彎曲・第2次彎曲

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胎児とは、おなかの中で宿ってから産まれる前までを指します。

 

この時期は、第1次彎曲といって、

C字状に脊柱が彎曲して成長します。

 

その後、産まれて段々と湾曲が増え、

第2彎曲といって、S字状に成長していきます。

 

生理的彎曲

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  • 頚椎→前彎
  • 胸椎→後彎
  • 腰椎→前彎
  • 仙尾椎→後彎

 

椎体の特徴(環椎・軸椎を除く)

  • 椎体
  • 椎弓
  • 棘突起
  • 横突起(腰椎は肋骨突起)
  • 上・下関節突起

 

椎間孔

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椎間孔を構成するものとして、上の椎体の下椎切痕と下の椎体の上椎切痕からなります。

 

この椎間孔の中を、神経管・血管・脂肪・リンパ管が通ります。

 

ルシュカ関節

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ルシュカ関節とは、別名:鉤状関節といい、椎体の一部が上に突きあがっています。

 

これを鉤状突起といいます。

 

この鉤状突起により、頸を左右へ倒すこと(頚椎側屈)がしにくくなっています。

 

なぜ?

 

ルシュカ関節の側方の横突起に横突孔(軸椎・第3-6頸椎に存在)があり、その中を脊椎動脈が走行します。

この動脈を守るために、ルシュカ関節が存在しています。不思議ですよね?

 

では側屈はどうやって行われるのか?

 

それは、頸部が回旋しながら側屈していきます。

 

こうすることで、椎骨動脈や脊髄神経を圧迫せず、頸椎の側屈が出来るのです。

またまた不思議ですよね??

 

頚椎

椎骨動脈(大動脈弓)

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大動脈弓は、大きく分けて3つに分かれ脳や腕に栄養や酸素を送っています。

  • 腕頭動脈
  • 左総頸動脈
  • 左鎖骨下動脈

 

また、腕頭動脈は、2つに分かれます。

  • 右総頸動脈
  • 右鎖骨下動脈

 

左右の鎖骨下動脈は、椎骨動脈と腋窩動脈へ、左右の総頸動脈は、内頸動脈と外頸動脈、眼動脈へと分かれていきます。

 

※ここから先は、脳大動脈輪(ウイリス動脈輪)へと繋がっていきますが、ここでの説明は省きますね省きますね。

 

筋肉

  • 屈曲(首を前に倒す):胸鎖乳突筋、斜角筋群、椎前筋群
  • 伸展(首を後ろに反らす):脊柱起立筋、僧帽筋、板状筋群、胸鎖乳突筋
  • 回旋(首を左右に回す):脊柱起立筋、板状筋群、胸鎖乳突筋
  • 側屈(首を横に倒す):胸鎖乳突筋、斜角筋群、板状筋群

 

※胸鎖乳突筋は、全ての動きに対して動いている大切な筋肉です。

 

頸椎椎間板ヘルニア

発症しやすい場所は、第5-6頸椎の間もしくは、第6-7頸椎の間の下位頸椎に多いとされています。

 

また、椎間板が、どう逸脱(後ろに飛び出して神経を圧迫)するかによって症状が変わってきますので、押さえておきましょう‼️

 

  • 後側方に逸脱した場合は、肩甲骨周辺に疼痛を認めます。また、腕への放散痛や、腕・手の局所的な痺れ、脱力などが、現れます。
  • 正中後方に逸脱した場合は、手の巧緻動作(手の細かい作業)に障がいが出ます。また、体幹や下肢に広がる感覚障がい、脱力なども特徴的です。いわゆる、頸髄損傷というのが、これに当たりますので、覚えておいてください。

 

後縦靭帯骨化症

後縦靱帯骨化症は、特徴的なのが「中心性脊髄損傷」であり、症状としては下肢より上肢に強く障がいが出ます。

 

なぜ上肢なのか!?

 

それは、脊髄は中心に近い方から外に向かって上肢・体幹・下肢と神経が並んで走行しています。

そのため、中心に近い上肢が障がいされやすいのです。

 

また、感覚障がいも特徴的です。

 

それは、「温・痛覚障がい」です。

 

これも中心で脊髄を交差するように走行しているため、障がいを受けやすいのです。

 

押さえておきましょう。

 

発症しやすい特徴としては、

  • 50歳以上
  • 男性
  • 事故や転倒
  • カルシウム沈着

 

あくまで参考として、考えてください。

 

胸椎

機能(3つ)

  • 頭部の制限を適切に行う基盤
  • 重要な臓器を守る
  • 呼吸運動を促す

 

バケツの柄運動・ポンプの柄運動

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  • 上位胸郭:ポンプの柄運動
  • 下位胸郭:バケツの柄運動

 

腰椎

機能(3つ)

  • 頭部、体幹、下肢の重量を支持
  • 脊柱の運動起点
  • 下肢と連結として働く

 

筋肉

  • 屈曲:腹筋群、内・外腹斜筋
  • 伸展:横突起筋群、横突間筋
  • 側屈:内・外に腹斜筋、腰方形筋、脊柱起立筋群
  • 回旋:内・外に腹斜筋、脊柱起立筋群、横突起筋群

 

腰椎骨盤リズム

股関節屈曲は、腰椎骨盤リズムによって構成されています。

  • 腰椎屈曲30〜40度(骨盤後傾)
  • 股関節屈曲80〜90度

 

※純粋な股関節屈曲は、80〜90度ですので、お間違いなく‼️

 

腰椎疾患(2つ)

脊柱管狭窄症

腰椎椎間板ヘルニア

 

これで、脊柱の構造と特徴は終了です!