メディカルパパ〜医療・看護学生や新人向け〜

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【解剖・生理学】股関節の構造(頸体角・前捻角)と特徴

 

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大腿頸体角

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大腿頸体角は、

頸部軸と骨幹部軸が交わる場所を言います。

 

正常の角度は125度です。

 

角度が増加すると外反股といい、

角度が減少すると内反股といいます。

 

小児では、約130度の頸体角ですが、

年齢が上がっていくにつれて徐々に減少していく傾向にあります。

 

前捻角

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前捻角については、以前記事にまとめましたので、下記のURLへ確認お願いします。

 

大腿骨頭

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大腿骨頭には、

栄養を送る血管が3つあります。

(細かい血管は省きますのでご了承下さい)

  • 内側大腿回旋動脈
  • 外側大腿回旋動脈
  • 大腿骨頭靭帯動脈

 

※内・外側大腿回旋動脈は約80%を供給し、残り20%を大腿骨頭靭帯動脈が供給しています。

 

大腿骨頭の疾患としては、

小児:ペルテス病

成人:無腐性大腿骨頭壊死

が挙げられます。

 

ペルテス病

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無腐性大腿骨頭壊死

 

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押さえておきたい股関節周囲の靭帯

大腿骨頭靭帯

大腿骨頭靭帯は約45kgの張力に耐えうるとされている強い靭帯です。

 

大腿骨頭靭帯の中を大腿骨頭靭帯動脈が走行し、栄養を供給しています。

 

腸骨大腿靭帯

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腸骨大腿靭帯は、

身体中で最も強靭な靭帯として有名です。

海外ではY状靭帯または、V状靭帯とも呼ばれています。

運動制限は、股関節伸展・内転・外旋があります。

 

分かりやすく言うと、ボーリングで投げ終わった後の後ろ足に当たります。

わかりやすいですか?

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覚えておいて損はないと思います。

 

股関節周囲の筋肉

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大転子に付着する筋肉

大転子といえば、骨盤の構造と機能でやりましたね。

前の記事を見ていない方は下記の記事を参考にお願いします。

 

確認するところは、

「ローザーネラトン線」です。

 

この大転子に付着する筋肉は大きく分けて4つ。

  • 中殿筋
  • 小殿筋
  • 外旋六筋(内閉鎖筋・外閉鎖筋・上双子筋・下双子筋・大腿方形筋・梨状筋)
  • 外側広筋

 

外旋六筋の神経支配(ここ重要★)

  • 外閉鎖筋:閉鎖神経
  • その他:仙骨神経叢

 

内旋筋群

主に2つ

  • 小殿筋
  • 大腿筋膜張筋

 

補助筋4つ

  • 半腱様筋
  • 半膜様筋
  • 中殿筋
  • 大内転筋

 

内旋筋群の神経支配(ここ重要★)

  • 小殿筋‐上殿神経
  • 大腿筋膜張筋‐上殿神経
  • 半腱様筋・半膜様筋‐坐骨神経の脛骨神経
  • 中殿筋‐上殿神経
  • 大内転筋‐閉鎖神経+坐骨神経