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【解剖・生理学】筋組織(骨格筋・平滑筋・心筋)の特徴(サルコメア)

更新日:2019年8月4日

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骨格筋

存在部位:全身の骨格筋

支配神経:運動神経

随意性:あり

※随意性とは、意識的に動かせる運動のこと

横紋:あり

※横紋は、筋線維を構成するアクチンとミオシンが規則正しく並んでいる状態にみられるもの。アクチンとミオシンについては後で述べますね。

再生能力:弱い

作用:関節の運動

 

【骨格筋の構造】

骨格筋を例で言うと、上腕二頭筋で例えましょう。

 上腕二頭筋とは、力こぶにあたる筋肉です。 

 

この上腕二頭筋という骨格筋を小さく分けていきます。

 

骨格筋(上腕二頭筋の表面)は筋外膜という厚くて硬い組織に覆われています。

 

骨格筋は、筋束という束が複数存在し、その筋束はさらに筋線維を束にし、その筋線維はさらにさらに筋原線維を束にしています。

 

 

分かりづらいですよね?

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それでは、ペン立てを思い出してください。

 

鉛筆は、それぞれ芯の周りを木で覆っています。

 

この鉛筆を筋線維とすると、複数鉛筆(筋線維)を束にしたのが、筋束です。

 

この筋束(鉛筆の束)が崩れないようにペン立てに入れましょう。

 

このペン立てが筋周膜になります。

 

さらに、複数のペン立てを束にしたのが骨格筋にあたり、複数のペン立てを箱の中に敷き詰めて離れないようにします。

 

この箱が筋外膜になります。

 

また、鉛筆の芯の中は筋原線維の束が沢山あり、それが崩れないように筋内膜で覆われて、筋線維となるのです。

 

分かりましたか?

 

 

【筋節(サルコメア)】

筋原線維1本を拡大すると下記のようになります。

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Z膜からZ膜までを筋節と言います。

太いフィラメントがミオシンフィラメント、細いフィラメントがアクチンフィラメント

暗く見える部分を暗帯といい、別名:A帯と言います。

明るく見える部分を明帯といい、別名:I帯と言います。このI帯の中央にZ帯が存在します。

 

※筋収縮時は、明帯の距離が短くなり、暗帯の距離が変わりませんので注意しましょう。

 

暗帯(A帯)の中央をH帯といい、

アクチンが重なっていないミオシンの部分のみを示します。

 

※このH帯も、筋収縮時に距離が短くなります。

 

筋収縮には、ATPというエネルギーが必要となりますが、筋弛緩時にもATPをエネルギーとして使いますので、お忘れなく。

 

追記

筋収縮には、ミオシンフィラメントがミオシンヘッドを出してグロスブリッジ(架け橋)し、アクチンを…。

この話は、おいおいやりましょうかね。

複雑ですから。

 

平滑筋

存在部位:内臓や血管壁

支配神経:自律神経(交感神経・副交感神経)

随意性:不随意

横紋:なし

再生能力:強い

作用:内臓の運動や血管径の運動

 

心筋

存在部位:心臓壁

支配神経:自律神経(交感神経・副交感神経)

随意性:不随意

横紋:あり

再生能力:なし

作用:心臓の運動

 

 

【追記】

無酸素や有酸素運動時の生理学(解糖系やローマン反応など)は省きますので、気になる方はコメントよろしくお願いします。

 

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