メディカルパパ〜日本健康愛〜

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【解剖・生理学】α‐γ連関・腱反射・ストレッチの生理学

更新日:2019年8月4日

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α‐γ連関とは?

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α‐γ連関とは、

脳みそ(中枢)からの指示により、脊髄を通って指示が下降し、脊髄からα運動ニューロン(線維)が錘外筋に働き、筋肉を収縮させます。

 

一方で、脊髄からもう1本、γ運動ニューロンが錘内筋に働き、錘内筋は筋紡錘(核袋線維・核鎖線維)を一定の張力に保つよう収縮し続けます。

 

一定の張力になった筋紡錘が急激に伸ばされると、これを感知したⅠa(感覚)線維がα運動ニューロンに働きかけ、錘外筋を収縮させます。

 

この流れを、γループと呼びます。

 

なぜ、筋肉を収縮させている間、筋紡錘が一定の張力を保つ必要があるのか?

 

例えば、

両手で1つの段ボールを持っているとしましょう。

 

上に2つ・3つと重ねられると瞬時に重さに対応する必要がありますよね?

 

この時に、筋紡錘が伸ばされ、Ⅰa線維に働くことで、錘外筋が収縮し、段ボールが落ちないようにしているのです。

 

すごいですよね。

 

腱反射とは?

腱反射とは、代表的なのが膝蓋腱反射です。

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膝のお皿(膝蓋骨)の下を叩かれたことありませんか?

 

この膝蓋腱反射は安静時、力を抜いた状態で行います。

 

膝蓋腱反射は、腱を叩打することで、瞬間的に錘外筋と錘内筋は伸ばされます。

 

錘内筋に隣接する筋紡錘が伸ばされ、これを感知したⅠa(感覚)線維がα運動ニューロンに働きかけ、錘外筋が収縮し、膝関節が瞬間的に伸ばされるのです。

 

ちょっと、γループと似ていますよね?

 

γループと違うのは、脳みそ(中枢)から指令があるか、ないかの違いだけです。

 

また、脳みそからの指令を抑制できるかどうかで、腱反射の亢進や病的反射の出現が変わってきます。

 

複雑ですね。

 

ストレッチとは?

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筋肉のストレッチは、

筋肉に伸張をし続けると、ゴルジ腱器官(腱紡錘)や筋紡錘のセンサー機能を痛めてしまうため、ゴルジ腱器官にあるⅠb(感覚)線維が感知し、α運動ニューロンに抑制をかけ、筋弛緩を促します。

 

例)

仮にストレッチを過度に長い時間行ったとしましょう。

 

センサー機能が低下するとα‐γ連関では、γループが働かず、運動パフォーマンスが低下してしまいます。

 

先ほどの段ボールで言うと、荷物を重ねられると耐えきれず、落としてしまうのです。

 

また、長期にわたって行ったとしましょう。

 

そうすると、筋出力や筋力も低下してしまいます。いいことがありませんよね?

 

なので、スポーツをしている方は、しっかりとしたストレッチを学んで下さい。

 

運動パフォーマンスを向上させてください。

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